top of page
検索

生け花に必要な道具3選|花鋏・剣山・花器の基礎と選び方|東京・日本橋いけばな教室 おおら花


東京・日本橋いけばな教室 おおら花の華道の道具

はじめに

いけばなを始めたいと思ったとき、まず揃えておきたいのが

花鋏(はなばさみ)・剣山(けんざん)・花器(かき)の3つです。


これらはいけばなを始める際に、どの流派でも共通して使われる「いけばなの基本道具」。

一見シンプルですが、扱い方ひとつで花の持ちや、作品の印象が大きく変わります。


花鋏は「花と向き合う手」、剣山は「構成を支える軸」、花器は「作品を包む空間」のようなものです。

生け花の世界では、この3点の道具どう使うかが、作品の完成度を決める重要な要素です。


東京・日本橋いけばな教室 おおら花の様子

東京・日本橋のいけばな教室「おおら花(oraqua)」では、

体験レッスンや入門コースの中で、これらの道具の使い方も丁寧に学ぶことができます。


また、実際に稽古で使用する花鋏・剣山・花器は、教室でそのまま購入・注文することも可能です。

初めての方でも安心して一式を揃えられる環境を整えています。


この記事でわかること


1. 花鋏(はなばさみ)


東京・日本橋いけばな教室 おおら花の華道の花鋏

花鋏の役割

花鋏は、花材を整え、形を生み出すための道具です。

普通のハサミと異なり、植物の導管を潰さずに切るよう設計されています。

切り口が美しいほど花の吸水が良くなり、長く美しい状態を保つことができます。


またどこを切り、どこを残すかという判断が、いけばな作品の構成全体の印象を決めます。

いけばなでは素材を減らしていく楽しさがあるのも魅力です。

花鋏は、その生け花を作ることにおける「構成の出発点」とも言える存在です。


選び方のポイント

  • 素材:鉄製は切れ味が鋭く、太い枝に強い。ステンレス製は軽く錆びにくい。


  • サイズと持ちやすさ:手にフィットし、力を入れずに扱えるものが理想です。


  • 価格帯:職人様の手作りのものと生産のものもあり、ピンキリですが、5,000円前後でも、長く使える品質のものが揃います。


使い方の基本

  • 枝や茎の断面を斜め45度に切ると水の通りがよくなります。

  • 花をいける直前にもう一度切る「水切り」で鮮度を保ちます。

  • 使用後は刃を拭き、錆防止のために油を薄く塗ったりもする場合もあります。


2. 剣山(けんざん)

東京・日本橋いけばな教室 おおら花の華道の剣山

剣山の役割

剣山は、花材を支える金属製の台座。花を安定させるだけでなく、空間を構成するための“基点”でもあります。

花の角度・高さ・方向を微調整することで、作品に奥行きと動きが生まれます。


選び方のポイント

  • サイズ:器に応じて大小の大きさがありますが、一般的な生け花作品では10〜15cmくらいが目安。


  • 針の間隔:枝もの中心なら針が広め、草花中心なら密なタイプを。


  • 安定性:底にゴムがついた剣山を選ぶと花器の中で滑りにくくなります。


使い方の基本

  1. 底に剣山を置きます。花器に水を張り、剣山の針の一番長いところまで水が浸るようにします。


  2. 枝の切り口を針にしっかり刺して固定。枝の断面は斜めに切ると、剣山に刺さりやすくなります。


  3. 剣山に素材を刺す時は、垂直に刺してから、持っていきたい方向に倒すと意図した所で止まりやすくなります。


手入れ

使用後は水洗いし、針の間の枝や葉を取り除きましょう。針が曲がった場合は、専用ピンで修正すれば長く使えます。


3. 花器(かき)


東京・日本橋いけばな教室 おおら花の華道の花器


花器の役割

花器はいけばな作品の構成、世界観を決める重要な要素です。

形や素材の違いによって、同じ花材でも印象がまったく変わります。

器は形状だけではなく、その色味によっても作品に変わった印象が生まれます。



東京・日本橋いけばな教室 おおら花の生け花作品

選び方のポイント

  • 素材:陶器は和の雰囲気、ガラスはモダン、金属は重厚で現代的。陶器は焼き方の種類によっても印象が変わります。


  • :浅い広口は自由花に、深い筒型は投入れ花、立華や生花用。


  • :はじめは花を引き立てる落ち着いたトーン(黒・白・灰など)がおすすめです。


手入れ

使用後はぬるま湯で洗い、水垢や花材の残りを防ぎます。陶器は自然乾燥を、ガラスは柔らかい布で磨いて透明感を保ちましょう。


生け花教室「おおら花」で道具のことまで学ぶということ

東京・日本橋いけばな教室 おおら花の教材

おおら花では、体験レッスンや入門コースの中で、いけばなの構成や型だけでなく、

道具の使い方・選び方・メンテナンス方法までを体系的に学ぶことができます。

花を切る角度、剣山を据える位置、器を選ぶ感性——それらを繰り返し体験することで、「花と向き合う基礎力」が自然と身につきます。


また、教室では実際に使用している花鋏・剣山・花器をその場で購入または取り寄せ可能

購入後の使い方や手入れのアドバイスも受けられるため、道具を長く大切に使い続けることができます。


自分の手に馴染む道具とともに、日々の暮らしの中でいけばなを楽しむ——それも「おおら花」が大切にしていることの一つです。


よくある質問(FAQ)

Q1. いけばなを始めるのに、まず何を買えばいいですか?

A. 花鋏・剣山・花器の3点があれば十分です。おおら花では体験レッスン、入門コースでも必要な道具を教室内で購入できます。


Q2. どの道具を選べば良いかわかりません。A. レッスン内で実際に使い比べながら、講師が花材や用途に合わせてアドバイスします。


Q3. 道具は自宅でも使えますか?A. はい。基本的なケア(刃の拭き取り・剣山の乾燥・器の洗浄)を行えば長く使用できます。


Q4. 海外の方や初心者でも扱えますか?A. 問題ありません。体験レッスンでは、英語での説明も交えてわかりやすく指導しています。


4. まとめ:道具を知ると、いけばなが深まる

花鋏・剣山・花器——この3つが揃えば、いけばなの基本は整います。

正しく扱うことで、花の持ちが良くなり、作品にハリが生まれます。

道具を丁寧に使うことは、花への敬意と、自分の感覚を磨くことでもあります。


「おおら花」では、これらの道具を実際に使いながら学び、希望者はそのまま購入も可能です。

初めての方でも、体験レッスンや入門コースで基礎から安心して学ぶこともできますので、ぜひお問い合わせください。


 
 
 

コメント


・いけばな作品制作、装花

・学校・法人様向け出張レッスン

・海外現地でのレッスン、オンライン講義

・メディア様取材

内容に合わせて柔軟に対応いたします。

お気軽にお問い合わせください。

Contact Us

Address

Studio SOIL
10-5 Nihonbashi Yokoyamacho
Chuo-ku Tokyo Japan 103-0003​​​


〒103-0003
東京都中央区日本橋横山町10−5
studio soil内

Mail

Opening Hours

12:00 pm – 21:00

Website

GoogleMap

  • Instagram

 

Copyright © おおら花.  All Rights Reserved

 

bottom of page