生け花とは|いけばなの歴史、流派の特徴紹介まで
- いけばな教室 おおら花
- 2025年10月3日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年12月4日
▼この記事でわかること
1 いけばなとは
2 いけばなの歴史
3 いけばなの流派について
4 龍生派について
5 いけばな教室「おおら花」で学ぶということ
6 はじめての方へいけばなとは
生け花(華道)は、花をたくさん集めて華やかに見せる“アレンジメント”とは少し違います。
いけばなが大切にしているポイントは、
一本の枝の「向き」
花の「姿勢」
余白や間の取り方
空間の中でどう“見せるか”
といった、素材そのものの形を生かした空間づくりです。
「飾る」というよりも、自然を観察し、それをどう見立てるかが作品になる。そんな感じに近いかもしれません。
生け花・華道は、花や植物を使って、自然の美しさと人の感性を織り交ぜて空間を構成する、日本独自の伝統芸術です。
また、植物と向き合う静かな時間のなかで、自分自身の心の動きや感情に気づくことができる──
その内面的な対話も、いけばなの大きな魅力のひとつ。
最近では都会で忙しく過ごす人ほど、“植物をじっくり見る時間”を求めて始めるケースも増えています。
その中で、生け花を習い事として体験してみたい方向けに、
以下では生け花はどういう歴史を辿っていったのかを解説していきます。
生け花の歴史
700年以上受け継がれる、花と人の物語

生け花の起源は、仏に花を供える「供華(くげ)」にあり、14世紀・室町時代(1330年代)から、芸術表現として独立していきました。
供華という寺院で仏前に花を供える行為が、しだいに“形の美しさ”を意識するようになり、植物を空間に構成する技術へ発展していきました。
ここから、いけばなは大きく3つの伝統様式へ進化します。
立華|自然の景色を花で表現した、格式あるスタイル
室町〜江戸初期までに生まれた立華(りっか)は、山・川・野の景色を象徴する“荘厳な構成”が特徴です。
日本人特有の森羅万象の理念を元に、花器の上に地球を想起するような、球体を模る花型として仏様に備える花から、貴族などの観賞用の花として親しまれるようになっていきました。

たとえば、
上に伸びる枝=山の稜線
下を支える葉=地面の広がり
軽やかな小枝=風の通り道
というように、一本一本に役割を与えて構成します。理論と構造の美しさで成り立つのが立華です。
生花|一本の枝の“姿”を極限まで引き出す

立華をさらに簡素化し、「植物の個性を一番美しく見せる」ことに集中したのが生花です。
ポイントは3つの線(天・地・人)。この三角構成が、いけばなの基礎のほぼすべてを作っています。
一本一本の線、枝とどう向き合うか。
ミニマルでありながら奥が深く、現代のクリエイティブな思考に通ずる高い様式です。
自由花|明治〜昭和に生まれた「型に縛られない」表現

西洋文化が入ってきたことで、花器も形も自由にしていい時代がやってきます。
素材の組み合わせ
不規則な線の遊び
新しい花器の利用
デザイン思考の導入
というように、アートとしてのいけばなが一気に開かれたタイミングです。
戦後〜現代|前衛いけばなとアートの融合
1950年代以降、芸術の国際化の流れの中で、いけばなはさらに進化します。

金属・ガラス・工業素材との組み合わせ
彫刻のような構成
インスタレーション的な展示
海外のアートフェアなどへの出展
もはや「花だけで作るもの」という枠を超え、現代アートと同じ領域で評価される作品も多く生まれました。
その中でも、伝統と現代性のバランスを保ち続けてきた流派の一つが、
生け花教室おおら花で学ぶことのできる、いけばな龍生派です。






























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